ABOUT

1956年、群馬県桐生市。織物の町で、創業者は婦人服の製造卸を始めました。生地に触れ、縫製を確かめながら「本当に良いものを届けたい」という一心で、全国の百貨店や専門店に商品を送り続けてきました。

しかし1990年代、二代目社長の時にバブル崩壊により世の中は一変。売れ残った商品が返品され、倉庫に積まれていく日々が続きました。二代目社長はその光景を前に、「せっかくの服を廃棄するなんてもったいない。誰かに着てもらえれば、まだ生きるはずだ」と強く感じました。そこで思い切って定価から大幅に値下げして販売したところ、多くのお客様に喜ばれ、小売業への挑戦が始まりました。

やがてブランドやメーカーが抱える「ブランドイメージを守りながら在庫を処分したい」という課題を知り、取引の輪は広がっていきました。アウトレット事業は大きく成長し、今では当社を象徴する事業となりました。気づけば、私たちが大切にしてきた「資源を無駄にしない姿勢」は、サステナブルという時代の流れと重なり合っていました。

近年では、アウトレットに流れにくいベーシックなアイテムをオリジナルで企画生産しています。3代目社長は女性ならではの視点で、「感動品質 感激価格」を掲げ、店舗スタッフが企画段階から参加することで、お客様の声や現場の気づきをそのまま商品に反映させることに挑戦しています。お客様からいただいた言葉や反応が、次のものづくりの力になり、商品が再びお客様のもとで喜ばれる。この循環こそが、私たちが最も大切にしているつながりです。

卸から始まり、変化に直面するたびに挑戦を重ねてきました。
3代にわたり受け継がれてきた「良いものを安く届けたい」という想いと、スタッフとお客様が一緒につくり上げる現在の姿を重ねながら、これからも新しいファッションの形を提案し、お客様の日常に彩りを添えてまいります。
世代を超えて受け継いできた想いとともに、これからも歩み続けます。

私たちが大切にしている3つのこと

店舗とお客様をつなぐ
オンラインショップ

バルバリオンラインは、ただのオンラインショップではありません。

店舗はどこも小さく、オリジナル商品の一部しか並べられない現状があります。そこで、このサイトを「カタログ」としてご覧いただき、気になる商品をお店に取り寄せ、実際に試着していただける仕組み「お店で試着」を導入しました。

さらに、店舗にはオンラインでは掲載できないアウトレット商品も多数揃っています。画面だけでは出会えないアイテムや思わぬ発見が、店舗にはあります。

画面で気になったら、ぜひ店舗で確かめてください。新しい出会いがきっと待っています。

安さの秘密

私たちの商品が「感動品質 感激価格」でお届けできるのには理由があります
単なる安売りではなく アウトレット屋として培ってきた仕組みと経験があります

• 1.眠れる素材に もう一度命を▼
• 2.コストのかけどころ▼
• 3.まっすぐ 工場からあなたへ▼

アパレルの企画側は売りやすい数量で計画を立てたい一方 糸屋や生地メーカーは生産効率の良いロット単位で供給します。
この差によって残糸や残布が必ず生まれます。
私たちはそれらを大量に一括で買い取り 倉庫で眠ったままや廃棄になる流れを防ぎます。
数量や色の制約という難しさはありますが 工夫して商品化することでコストを抑えつつ 限定性とサステナブルの価値を両立させています。

過剰な細部追求は価格に直結します。
私たちは着心地と耐久性を満たす必要十分な仕立てを選び 浮いたコストを素材に回します。
肌に触れる瞬間に良さがわかる生地 糸 質感に投資することで 上質さと買いやすい価格を同時に実現します。

一般的な流通では通関業者 エージェント 商社 卸など複数の中間が介在し マージンが積み上がります。工場と本当の意味で直接の取引を行っている会社は稀です。
私たちは通関から調達まで中間業者を介さず 中国の提携工場と直接やり取りしています。
さらに専属デザイナーやパタンナーを抱えず 店舗スタッフを巻き込んで企画することで固定費を抑え 現場の声をそのまま商品に生かしています
こうした徹底が正真正銘のコスト削減となり 価格に還元されています。