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2025.11.29

残りモノには服がある。バルバリのモノづくり

残糸とは?

「残糸」とは、糸に欠陥があるわけではなく、生産や販売計画の都合で余ってしまった糸のことです。

本来、高級素材ほど工場も余らせないよう丁寧に使うため、残っている量は数枚分、時には一枚分しかないこともあります。

その一方で、「残糸」の色は豊富を通り越し、管理が追いつかないほど多彩です。
赤ひとつとっても数えきれないほどの色差があり、色が豊富であることは魅力である一方、EC上では違いが伝わりにくく、販売が極めて難しくなります。

洋服を編めば、必ず糸は残ります。
しかし多くのメーカーや工場では、「残糸」の使用は敬遠されがちです。

素材はいいのに、
なぜ、残糸 は敬遠されるのか?

理由1 ) 色が揃わず、生産効率が悪い

理由2 ) 色ごとに量がバラバラで企画が立てづらい

理由3 ) 色欠けが早く、販売現場で見せ方が難しい

つまり 残糸 は、
工場からも
企画からも
販売現場からも

「 扱いにくい素材 」なのです。

しかし バルバリは、
その “扱いにくさ” に価値を見出します。

バルバリが扱う残糸

品質はすべて一級品。
バルバリで使用する残糸は、本来であれば高級ブランドのニットに使われる上質な糸ばかりです。
これらの残糸は、ただ量が揃わないというだけで使われず、行き場を失っているだけです。

さらに、残糸は本体廃棄される糸であるため、
高級な糸や布であっても、
通常ではありえないほど低コストで提供してもらえます。

ただし、この取り組みは、バルバリだけでは成立しません。


工場との信頼関係による実現

上質な残糸は低コストで調達できても、工場の手間はその分、膨大になります。


工場側がSDGsへの理解を持ち、こちらに寄り添って頂き、「面倒でも続けたい」と強い意志を持ってくださるからこそ成立する商売です。


効率だけを追えば絶対に選ばれない道です。手間は膨大・管理は面倒だけれど、質は最高。そして 環境にもやさしい。 

この「上質」 ×「 低コスト」 ×「 一期一会」 を同時に叶えられるのは、大量生産を前提としないバルバリだからこそ、可能な “サステナブルなものづくり” です。

Sustainable Line の販売

バルバリ オンライン 独自の仕組み「お店で試着」

色の系統またはグループを選び、店頭で“実物”を確認する

残糸は色数が非常に多く、バルバリオンラインで一色ずつ正確に見せることは現実的ではありません。
微妙な色差が画面で再現できず、販売そのものが難しいからです。そこで、独自の販売方法をつくりました。

バルバリのサステナブルラインは、ご注文(取り寄せ)はオンラインで、最終確認は店頭でという流れをお願いしています。

《 お店で試着サービス 》

Sustainable Lineの注文方法

❶ まずお好みの「色の系統」を選択

例えば、
[ G1 ] ライトトーン (明るい淡い)
[ G2 ] ビビッドトーン (鮮やかアクセント)
[ G3 ] ニュートラルトーン (ベーシックな中間色)
[ G4 ] ダークトーン (深みのある濃い色)
[ G5 ] メタリック (光沢系)
[ G6 ] HA NA RE モノトーン
[ G7 ] アソートカラー

など、ざっくり系統で選んでいただきます。

❷ 選んだ系統の中から2枚から3枚をセットにして店舗へお届け

※お店で試着サービスをご利用いただきます。もちろんお店で「見るだけ」大歓迎です。

ご注意とお願い

サステナブルラインは、残糸という特性上

一型につき数色しかないものから、二百色以上存在するものまで幅が大きく異なります。

また、販売状況によってはご希望の“色系統”すら確保できない場合があり、

その際は色が“おまかせ”となることがあります。

どんな色が届くかは、残糸の量とタイミング次第。

お客様にとって必ずしもご希望の色が届かない可能性があることを、あらかじめご理解いただけますと幸いです。さらに、色数があまりに膨大で微差も多いため

バルバリオンライン上で色を確定して購入いただくことができません。サステナブルラインは「ECサイトで取り寄せて、店頭で実物を見てから選ぶ」という仕組みでのみご利用いただけます。

お店で試着サービスとは?

“選べなさ”も含めて一期一会。

その代わり、上質な素材を驚くほど手頃に、そして環境にやさしくお届けできるシリーズです。
何卒ご理解いただき、実物との出会いをぜひお楽しみいただければ幸いです。


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